マメコンチェルト -トリオダンシュ- ご来場ありがとうございました!!お話ししきれなかったお話。

マメコンチェルト -トリオダンシュ- 終演いたしました!

お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。

お楽しみ頂けていたら、一瞬でもなにか伝わるものがあったら、嬉しいです。

◯演奏曲目◯

◆ジョセフ・カントルーブ / 田舎風に
Ⅰ.Pastorale Ⅱ. Rêverie Ⅲ.Rondeau à la français

◆ダリウス・ミヨー / コレットによる組曲 Op.161
Ⅰ. Entrée et Rondeau Ⅱ.Tambourin Ⅲ.Musette Ⅳ. Sérénade
Ⅴ.Fanfare Ⅵ.Rondeau Ⅶ.Menuets Ⅷ.Le Coucou

◆W.A.モーツァルト / ディヴェルティメント 変ロ長調 K.229 No.1
Ⅰ.Allegro Ⅱ.Menuetto Ⅲ.Adagio Ⅳ.Menuetto Ⅴ.Rondo

◆ダリウス・ミヨー / パストラーレ Op.147

◆アンリ・トマジ / 田園のコンセール
Ⅰ.Ouverture Ⅱ.Minuetto Ⅲ. Bourrée Ⅳ.Nocturne Ⅴ.Tambourin

◆ジャック・イベール / トリオのための5つの小品
Ⅰ.Allegro vivo Ⅱ.Andantino Ⅲ.Allegro assai Ⅳ.Andante Ⅴ.Allegro quasi marziale

お話ししきれなかったお話。

1曲目に演奏したカントルーブ。大変な曲でしたが、まさにオーヴェルニュの風景。

1楽章の冒頭、山の風景を俯瞰で上空からなぞっていくような画が浮かぶなあと思っていたのですが、私の楽譜を見ると、山並みそのものです。

山の稜線をそのまま写したような音型だな、と。

 

****

今回、はじめミヨーの曲がよくわからなくて、ミヨーについての本を多く読んだりしました。

コンサートの中でも、ミヨーのパストラーレについて、伴奏・内声・旋律というものではなくて、3つのパート全てが旋律で、対等なラインだということを少しお話ししましたが、
(もっと専門的になれば、多調性音楽のお話)

ミヨーがなぜそういう音楽を書いたかというと、どんな動機から多調性音楽へ向かうことになったのかを問われた時、ミヨーはこう答えています。

「いうのはむずかしいが…君がそれを感じてくれるかはわからないし…田舎にいて僕が真夜中に、沈黙にひたっているとき、天空を見上げていると、しばらくしていたるところから、空の各所から、地の下から、いくつかの光の条や、ものの動きが伝わってくるように感じたものだ。これら光の条は、ひとつひとつ異なった音楽を運んできた。そしてこれら無限の数の音楽が、互いに明瞭に別れていながら、交叉しあい、ちらついていたんだ。聞いたこともない感動的な場面だった。その時から、僕は常にあの感動を表現しようと努めてきた。あらゆるところから僕の方へむかって迫ってくるあの同時的な無数の音楽をね…」

ミヨーは昔から見ていたもの、感じてきたものを表現しようとしていたのです。

そんなところがとても好きです。
(そこからでてくる音がたとえよくわからなくても笑)

ミヨーが書いたノートで素敵なものが他にもあって、

夏に過ごしてた田舎の家の庭には、
「月桂樹や人参木、びわの木、西洋やまももなどの茂みが、とりわけ、わたしの領分であった。わたしはそこで読書したり、勉強したりした。しだに蔽われ、菜園とぶどう畑の上に突き出た青葉の棚の下だった。・・・・野生マルメロの木と はしばみの小径を 糸杉や松や西洋杉が高い梢から見おろしていた。・・・・わたしが心ひかれた場所は他にもあった。木蓮、アカシア、芳香のするしなの木、バラ色というか、薄紫色がかった花の重みで軽くまがった枝をつけたさるすべりの木など・・・・」

プロヴァンスの自然を愛し、自然からパワーをもらっていた人です。

他にも、

「ナイチンゲールが長い音符を調子よく歌っていた。あまりにもよくとおる声なので、わたしの心が苦しい程だった。今度は、うっとりするようなさりげなさで、短いトリルにその音を分解するのだった。・・・・」

–うっとりするようなさりげなさ…

また、フランシス ジャムの詩やセザンヌを愛していて、
「セザンヌの作品でわたしの心をうつのは、プロヴァンス地方の事物の均衡です。そして逆にわたしが故郷へいくと、わたしの心をうつのはそこにセザンヌ的な事物を見出すことなのです。道を曲がる度ごとにそうなのです。あるいはただ松の幹のある青い山なみを 陽のかげった日に見ているだけでも。というのは、このような時にこそ事物の内的な色彩が、外からのキラキラする輝きによることなく、伝わってくるからなのです。」

とか。^^

こういうものを見ているのだとわかると、音楽も違って聴こえてきます。

 

今回のマメコンでも、演奏面・企画面などでもたくさんのことを学ばせて頂きました。

2日間やらせていただくと、毎回が全然違うものになります。

反省だけで終わらず、すぐにもう一度立ち上がることができます。

マメヒコ、そして聴きにいらしてくださった皆さまに感謝の気持ちでいっぱいです。

 

やりたいことができたりできなかったり、伝えられたり伝えられなかったり。
どかどかといろんなところにぶつかりながら、これからも頑張ります。

本当にありがとうございました!

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